雛妓(読み)スウギ

デジタル大辞泉 「雛妓」の意味・読み・例文・類語

すう‐ぎ【××妓】

一人前でない芸妓半玉はんぎょく

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精選版 日本国語大辞典 「雛妓」の意味・読み・例文・類語

すう‐ぎ【雛妓】

  1. 〘 名詞 〙 まだ一人前になっていない芸妓。半玉(はんぎょく)
    1. [初出の実例]「愛玩多親雛妓袂、涼棚月榭独縦横」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)倒掖戯)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雛妓」の意味・わかりやすい解説

雛妓
おしゃく

半玉

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世界大百科事典(旧版)内の雛妓の言及

【舞妓】より

…11~16歳の芸者(芸子と呼ぶ)修業中の少女で,宴席に出て接客する。宴席では三味線をひかずに舞を主とするのは東京などの雛妓(おしやく)と同じだが,舞妓は下方(したかた)(鼓などの伴奏)をも受けもつ。衣装は裾をひき,帯は〈だらり〉に結ぶ。…

【芸者】より

…しかし,現在は一流地といわれる花柳界に三味線などの古典芸能の技芸保持者がいる一方,まったく技芸がなく売春専門の女性を芸者名義で抱える業者が黙認されているなど,芸者の性格,水準は一様でない。 芸者となるには,10歳前後の少女が仕込みの契約で下地っ子として雇われ,雑用に従事しながら音曲,舞踊を稽古し,12歳ごろにお酌(雛妓,舞妓(まいこ))となり,17歳ごろに一本立ちするのが,明治~昭和の基本型であった。ほかに,お酌を経ずに芸者になることもあり,他の土地へ移籍することもあった。…

※「雛妓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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