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離断症候群 りだんしょうこうぐん

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世界大百科事典 第2版の解説

りだんしょうこうぐん【離断症候群】

交連繊維や連合繊維の破壊によって生ずる高次の精神機能の障害。ヒトの大脳は左右二つの大脳半球から成り立っており,左右の大脳半球間を連絡する神経繊維交連繊維呼ばれる。それは,脳梁,前交連などの交連繊維神経束を半球間で形成している。この交連繊維の破壊で生ずる高次精神機能障害半球間離断症候群と呼ばれ,左視野の呼称障害,失読,左手の失書,失行などがそれに属する。 左右の大脳半球のいずれか一方の大脳半球内の大脳皮質間を連絡する神経繊維は連合繊維と呼ばれる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の離断症候群の言及

【機能局在】より

… さて大脳半球の機能の左右差については,スペリーR.W.Sperryらによる分離脳の研究で,右半球が音楽のメロディや顔や絵や地図の認識など非言語的機能を分担していることが明らかになった(1962)。またゲシュウィントN.Geschwindはいろいろな失語症や失行症が各領野間の繊維結合の切断によって起こる離断症候群であることを示した(1965)。これによって,高次の精神機能の多くが1個の中枢ではなく,数多くの領野間の連絡によって成り立つ複雑なシステムによって営まれていることが明らかになった。…

【失認】より

…特別な失認としては,手指失認を中核症状とするゲルストマン症候群,体の半側を認知できない半側身体失認,全身体の部位を認知できない身体部位失認,痛み刺激に対して不快感は感ずるが,適切な反応ができない痛覚失認,盲目や聾啞,片麻痺など障害のあることを認めようとしない病態失認(アントン=バビンスキー症候群あるいは疾病否認)がある。 近年,失認を視・聴・触・痛覚などの脳の感覚野とこれを言語的に認知する言語野との離断症候群として解釈する動きがある(ゲシュウィントN.Geschwind,1962)。脳梁の障害で左視野の純粋失読や左精神聾が起きるのがその例である。…

※「離断症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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