高次(読み)こうじ

精選版 日本国語大辞典 「高次」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ カウ‥【高次】

〘名〙
① (形動) 高い次元。精神的な意味で、程度が高いこと。また、そのさま。
※敗北の文学(1929)〈宮本顕治〉六「矛盾はより高次的な統一によって救はれない限り」
② 数学で、次数が三次以上のこと。
※海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉二九「代数は高次までやってしまった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「高次」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ〔カウ‐〕【高次】

[名・形動]
次元の高いこと。程度や水準の高いこと。また、そのさま。「人間におけるよりもさらに高次なキリストの愛」⇔低次
数学で、次数が高いこと。ふつう、三次以上をいう。
[類語]高級一流高等高度高段上級上等上質最高級極上最上特上特等特級ハイレベルハイブローハイクラスハイスペックハイクオリティーハイグレードトップクラスハイエンドハイソハイソサエティーエグゼクティブ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android