大脳半球(読み)ダイノウハンキュウ

百科事典マイペディアの解説

大脳半球【だいのうはんきゅう】

の一部で,終脳を構成する左右の半球状の部分。ヒトではきわめて発達がよく,大脳の表面をほとんどおおっている。表面には大脳皮質という灰白質層があり,その下に大脳髄質という白質があり,さらにその内部には大脳核(尾状核,レンズ核,前障,扁桃核など)という灰白質塊がある。大脳髄質は皮質と皮質の間を結ぶ神経繊維脳梁(のうりょう)など)や,皮質と皮質下の諸核を結ぶ神経繊維(内包など)によって構成される。大脳半球は部位により前頭葉,側頭葉,後頭葉,頭頂葉などに分かれ,深い溝や裂けめで境され,半球内部には脳室の前部が左右に分かれて側脳室として含まれる。
→関連項目スペリー大脳

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

だいのうはんきゅう【大脳半球】

脳の一部。ほぼ半球形で、正中線に沿ってさらに左右の半分に分けられる。最高の精神機能を営むところであるが、生命維持には直接関与しない。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の大脳半球の言及

【大脳】より

…脳のうち,終脳,間脳,中脳を大脳とよぶ。しかし,〈大脳〉はしばしば〈脳〉の意味で用いられたり,〈大脳半球〉や〈大脳皮質〉の意味で用いられたりしている。ヒトの脳を外から見た場合,複雑なうねり(大脳回)を伴って見える大きな1対の膨大部が,終脳のうちで大脳半球とよばれる部位である。…

【脳】より

… 脳の区分は脳室系を基にして行われる。側脳室を囲む部分を終脳(正確には,左右の大脳半球と終脳の不対部),第三脳室を囲む部分を間脳,中脳水道を囲む部分を中脳,第四脳室を囲む部分を菱脳とする。さらに菱脳の前半部(後脳)からは小脳と橋(きよう)が分化し,菱脳の後半部は延髄(髄脳)として脊髄に連続する。…

※「大脳半球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

スロースリップ

地球の表面を構成するプレートの境界面において、プレートがゆっくりと滑って移動する現象。この移動が一気に起きるとプレート境界地震になる。プレートどうしが強く固着した、アスペリティーと呼ばれる領域以外で生...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android