雨は花の父母(読み)あめははなのふぼ

精選版 日本国語大辞典 「雨は花の父母」の意味・読み・例文・類語

あめ【雨】 は 花(はな)の父母(ふぼ・かぞいろ)

  1. 花は雨の恵みによって咲くことをいう。〔諺苑(1797)〕

雨は花の父母の語誌

「和漢朗詠‐上・雨」の「養ひ得ては自ら花の父母たり、洗ひ来っては寧ろ薬の君臣を弁へんや〈紀長谷雄〉」より出たもので、「光悦本謡曲・熊野」などにも、「草木雨露のめぐみ、やしなひえては花の父母たり」などと見える。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 語誌

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android