雨引山(読み)あまびきやま

日本歴史地名大系 「雨引山」の解説

雨引山
あまびきやま

紀ノ川の南、九度山町とかつらぎ町の境界にあり、標高四七七・三メートル。雨壺あまつぼ山・雨彦あまびこ山・雨舞具あまぶく山ともいう。また大日如来を祀ることから大日だいにち山ともよばれる。山頂には空海が創祀したと伝える善女竜王を祀る祠があり、ここで雨乞行事が行われたと伝える。「紀伊名所図会」は「山上に登る事二町余、石の壺あり、方一間ばかりの蓋あり、是をとれば必大雨すとなん、例歳四月、五穀成就の祈あり、諸人群参す」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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