慈尊院集落の南東部にあり、万年山
〈大和・紀伊寺院神社大事典〉
平安時代の高野政所については、寛弘元年(一〇〇四)九月二五日の太政官符案(前田家本「高野寺縁起」)に「金剛峯寺去七月廿八日奏状(中略)寺家人跡遥隔雲霧難晴、日景鎮寒納物易損、仍
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
和歌山県伊都(いと)郡九度山(くどやま)町にある高野山(こうやさん)真言宗の別格本山。万年山(まんねんざん)と号する。弘法(こうぼう)大師(空海)が高野山開創のとき、高野山への要所にあたるこの地を建設の基地として一宇を建立、また高野山一山の庶務をつかさどる政所(まんどころ)を置いた。834年(承和1)大師の母が讃岐(さぬき)(香川県)より当地に移り住み、翌年2月に入滅したため、大師はここに廟堂(びょうどう)を建立し、弥勒(みろく)慈尊を安置し、母の法号慈尊院をとって当寺の院号とした。本尊の弥勒菩薩(ぼさつ)(秘仏、国宝)は平安初期の彫像。三間四面宝形造(ほうぎょうづくり)の弥勒堂は鎌倉後期の再建で国の重要文化財である。
[野村全宏]
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