雨曝(読み)あまざらし

精選版 日本国語大辞典 「雨曝」の意味・読み・例文・類語

あま‐ざらし【雨曝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━す ) 雨にさらすこと。雨にあてて、濡らすこと。
    1. [初出の実例]「うの花のかきねなりけり五月雨のあまざらしする布とみつるは」(出典:頼政集(1178‐80頃)上)
  3. おおうものもなく、雨などに濡れるのにまかせておくこと。また、長期間露天に放置しておくこと。
    1. [初出の実例]「雨曬(アマザラシ)(しらき)に五寸角、是が類さんの今の姿か」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android