デジタル大辞泉
「雨痕」の意味・読み・例文・類語
う‐こん【雨痕】
柔らかい堆積物の上に生じた雨滴の跡。石化して古い地層中に残るものもある。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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う‐こん【雨痕】
- 〘 名詞 〙
- ① 雨の降った痕跡。雨の上がったあとのようす。
- [初出の実例]「欲レ暖二残樽一妻已睡、雨痕満レ地総虫声」(出典:山陽詩鈔(1833)六・是夜初雨後晴)
- [その他の文献]〔雍陶‐晴詩〕
- ② 地質時代、泥土その他沈積物の上に生じた雨滴の跡がそのまま化石化したもの。雨痕化石。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の雨痕の言及
【擬化石】より
…[菊花石]と呼ばれる奇石の一種には,形が菊の花に似ており,なんらかの化石の断面を想像させるものがあるが,これはアラゴナイト(アラレ石)という鉱物が放射状に集合したもので化石とは無関係である。また化石とはまったく関係がなく,擬化石とも言えないもので,広い意味で化石の言葉を使っているものに,波の化石(
痕(れんこん)),雨の化石(雨痕),雷の化石(雷管石),地震の化石(砂岩岩脈)などがある。【甲藤 次郎】。…
※「雨痕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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