雨滴(読み)ウテキ

デジタル大辞泉 「雨滴」の意味・読み・例文・類語

う‐てき【雨滴】

雨のしずく。あまだれ。
[類語]雨粒雨垂れ余滴しずく水滴点滴滴り一滴水玉

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精選版 日本国語大辞典 「雨滴」の意味・読み・例文・類語

う‐てき【雨滴】

  1. 〘 名詞 〙 雨水の粒。また、軒端などからしたたる雨のしずく。あまだれ。
    1. [初出の実例]「空階雨滴之句数返、借笠退出」(出典明月記‐文治四年(1188)九月二九日)
    2. [その他の文献]〔宋史‐楊佐伝〕

あま‐しだり【雨滴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あましたり」とも ) 雨のしずく。雨だれ。あましただり。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「五月許雨も降りやみて月のさしでたるに、あましたりのなるを聞きて」(出典:和泉式部続集(11C中)下)

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百科事典マイペディア 「雨滴」の意味・わかりやすい解説

雨滴【うてき】

雨粒(あまつぶ)とも。半径100μm以上の雲粒霧雨の雨滴は直径0.5mm以下,普通の雨は直径1〜2mm,雷雨の大粒の雨は直径3mmぐらい。東京で観測した最大の雨滴は約0.2gで,球形ならば直径7mmだが,通常雨滴は0.5mm以上になると上下に押しつぶされた楕円体になり,大きくなると分裂して直径5mm以上のものはほとんどない。落下速度は小粒なもので毎秒2m,大粒は10m,通常4〜6m。
→関連項目氷晶説

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普及版 字通 「雨滴」の読み・字形・画数・意味

【雨滴】うてき

雨だれ。

字通「雨」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の雨滴の言及

【雨】より

…雨とは雲中でつくられた雨滴が地表に降る現象であるが,日常生活をはじめ,集中豪雨,雪,台風などの災害や農業・産業との関連を含めて,雨は人間の社会生活に深いつながりをもっている。
【雨の科学】

[雨滴]
 雲粒のうち半径約100μm(=0.1mm)以上の大粒を雨滴と呼んでいる。…

※「雨滴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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