雲に臥す(読み)クモニフス

デジタル大辞泉 「雲に臥す」の意味・読み・例文・類語

くも・す

雲がかかる奥深い山の中で生活する。
「―・す峰の庵の柴の戸を人は音せで叩く松風」〈玉葉集三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雲に臥す」の意味・読み・例文・類語

くも【雲】 に=臥(ふ)す[=起(お)き臥(ふ)す]

  1. 雲を夜具とするような奥深く高い山中に生活する。
    1. [初出の実例]「雲にふし嵐に宿るあし引の山のいくへの夕ぐれの空〈藤原雅経〉」(出典:千五百番歌合(1202‐03頃)一三九一番)

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