雲居の余所(読み)クモイノヨソ

デジタル大辞泉 「雲居の余所」の意味・読み・例文・類語

くもい‐の‐よそ〔くもゐ‐〕【雲居の余所】

遠く離れている所。はるかに隔たった所。
「限りなき―に別るとも人を心に遅らさむやは」〈古今離別

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雲居の余所」の意味・読み・例文・類語

くもい【雲居】 の 余所(よそ)

  1. 遠く離れたところ。
    1. [初出の実例]「かぎりなき雲井のよそにわかるとも人を心におくらさむやは〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三六七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android