日本大百科全書(ニッポニカ) 「電気亜鉛」の意味・わかりやすい解説 電気亜鉛でんきあえんelectrolytic zinc 電解製錬法により製造した亜鉛地金。純度が高く、JIS(ジス)(日本工業規格)最純亜鉛に相当し、普通でも99.99%以上。硫化亜鉛鉱を酸化焙焼(ばいしょう)した焼鉱を廃酸で浸出して硫酸亜鉛液とし、液中の不純物を十分除いてから電解採取して融解鋳造する。ダイカスト合金、防食陽極、印刷用亜鉛版などのほか、連続亜鉛めっき用にも用いられる。[阿座上竹四] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例