電気銛(読み)でんきもり(その他表記)electric harpoon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電気銛」の意味・わかりやすい解説

電気銛
でんきもり
electric harpoon

捕鯨の際,電流を通じてクジラ感電死させるために使う。銛綱の中に完全な絶縁物で被覆された電線を装備して船内発電機に通じておく。銛がクジラの体に撃込まれたとき,発電機から銛綱,銛,クジラの体,口腔粘膜,海水,船外に出された極板の順に電気回路が形成され,クジラを麻痺させることによって能率的に捕獲できる。ドイツ人技師 A.ウェーバーによってノルウェーで 1935年に技術的に開発され,その後実用化されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む