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感電(読み)カンデン

デジタル大辞泉の解説

かん‐でん【感電】

[名](スル)電流が身体に流れて衝撃を受けること。「落雷で感電する」「感電死」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

感電【かんでん】

生体を流が流れること。これによる傷害を電撃傷という。落雷や送電線配電線に接触したために起こる。電流が心臓を通過すると心停止,呼吸停止,ショックなどの重篤な症状をひき起こし,亡(電撃死)するものもある。生命はとりとめても電流の流出入部の皮膚に表皮剥離(はくり),潰瘍(かいよう),電紋,電流斑などを生じ,末梢(まっしょう)神経を破壊するため,難治のことも多い。電撃の影響は通電電流と通電時間によるといわれており,100ボルトの電圧でも電撃死することがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんでん【感電】

電流が生体を流れることによって起こる生理的変化。電によって生ずる損傷を電撃傷electric injuryという。電撃傷には,電流が生体を流れて起こる損傷と,アークまたはスパークが生体に当たって起こる火傷とがある。後者は落雷や工場災害で多く発生し,骨が溶けるほどの高温(約2500℃)のため,深い火傷となる。前者は家庭用電灯線(100V)でも起こるが,多くは高圧送電線や工場内配線(数千~数万V)で起こり,直流よりも交流のほうが起こりやすい。

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大辞林 第三版の解説

かんでん【感電】

( 名 ) スル
体に電流が流れて衝撃を受けること。 「 -死」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

感電
かんでん

電気充電部に人間または動物の生体が接触し、生体内に電流が流れる現象。直接生体に加わる電圧を接触電圧といい、この電圧の高低により電流量に差が生じ、生体への反応も変化する。接触電圧は、充電部の電圧の高さとともに、生体が置かれた電気的環境により、電撃(感電によって受ける衝撃)となって大きく影響する。たとえば、乾燥した状態で皮膚面の電気抵抗が高くなっているときや、大地との間に絶縁性の大きな履き物をつけた場合などでは、生体に加わる接触電圧は低くなって電撃は小さいが、はだしで湿気のある大地に立ったり、ぬれた手で充電部に触れたときは、充電電圧に近い接触電圧となり、電撃も激しくなる。
 電撃による傷害には個人差があるが、10ミリアンペアで痛みを感じ、20ミリアンペアでは筋肉が激しく収縮し、50ミリアンペアを超えるとやけどを生じて感電死することもある。生体が充電部に接触した部分と大地にアースした部分により、電流が体内を通過する部位が異なり、傷害の程度に差が生ずる。とくに心臓に電流が通過したときは、死亡率がきわめて高く危険である。
 電気施設では、できるだけ生体が充電部に触れないような注意が払われている。電気関係法規でも、感電による災害防止に重点が置かれ、それぞれ場所によって使用電圧にも制限が設けられている。[越野一二]

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