霊名(読み)れいめい

精選版 日本国語大辞典 「霊名」の意味・読み・例文・類語

れい‐めい【霊名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 霊験あらたかであると響き渡っている名。れいみょう。
    1. [初出の実例]「金竜山の霊名を歌にやわらけて待地山と詠せり」(出典:慶長見聞集(1614)五)
  3. キリスト教洗礼名
    1. [初出の実例]「ユリアとは勿論本名ではなく〈略〉神父から洗礼を授けられた時、もらった霊名であろう」(出典:ユリアとよぶ女(1968)〈遠藤周作〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「霊名」の意味・わかりやすい解説

霊名
れいめい

「クリスチャンネーム」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の霊名の言及

【クリスチャン・ネーム】より

…そのような聖人を守護聖人と呼ぶが,洗礼名は必ずしも守護聖人の名を付けなければならないものではない。日本では仏教の戒名(かいみよう)になぞらえて霊名などと呼ばれることもある。【土屋 吉正】。…

【名付親】より

…なお農家や商家でも名付親の慣行は広範にかつ長期にわたり実施されている。【五味 克夫】
[ヨーロッパ]
 初期キリスト教時代には洗礼と霊名nomen spiritualeをつけることは別のことであったが,3世紀ごろから霊名をつけることが洗礼の重要な行事となった。原罪が教義として普及すると幼児洗礼を出生後すみやかに行うようになり,母親のかわりに代母が立ち会い,父のかわりに代父が洗礼盤の上で幼児を支える役をするようになった。…

※「霊名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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