霊魂伝移説(読み)れいこんでんいせつ(その他表記)traducianism

翻訳|traducianism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「霊魂伝移説」の意味・わかりやすい解説

霊魂伝移説
れいこんでんいせつ
traducianism

霊魂出生説ともいう。各個人の霊魂は両親から受継がれるという考え。対極に立つ霊魂創造説は,個的な知的霊魂は神によって創造されたとする考えで,東西両キリスト教会の教理である。この説は,人は原罪なかで生れるという教理と抵触することなどを根拠として,おもにルター派が霊魂伝移説をとった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む