霜の声(読み)シモノコエ

デジタル大辞泉 「霜の声」の意味・読み・例文・類語

しも‐の‐こえ〔‐こゑ〕【霜の声】

霜の降りた夜の、冷たくさえてしんしんと更けゆく様子をいう語。 冬》黙読の書に灯はふけて―/松宇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「霜の声」の意味・読み・例文・類語

しも【霜】 の 声(こえ)

  1. 霜のおりる寒い夜に、遠くから、しんしんと物音が響いてくるようなさえわたった気分。霜の音。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「霜のこゑ 寒時しんしんと声有也」(出典:匠材集(1597)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android