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気分 きぶんmood

翻訳|mood

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

気分
きぶん
mood

全般的な身体組織の機能に依存する比較的軽度の感情状態。健康状態と密接に関連するが,快ないし不快なさまざまな心理的原因によっても大きく影響される。気分は体験全般に対して感情的色彩を付与する傾向をもち,種々の情動の生起およびその強度は気分のいかんによって大きく左右される。

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デジタル大辞泉の解説

き‐ぶん【気分】

快・不快など、ある期間持続する、やや漠然(ばくぜん)とした心身の状態。
㋐ある状況によってもたらされる、その時の心持ち。「仕事をする気分になれない」「今日は気分がのらない」「気分を新たにする」
㋑からだの状態によって生じる気持ち。「船酔いで気分が悪くなる」「気分がすぐれない」
その場の雰囲気(ふんいき)。趣。「音楽が会場の気分を盛り上げる」「正月気分が抜けない」「お祭り気分
気質。気性。「さっぱりした気分の人」
気持ち[用法]

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世界大百科事典 第2版の解説

きぶん【気分】

英語のmood,ドイツ語のStimmung,フランス語humeurに相当する言葉。一般に心身についての微弱で持続的な感情をいう。類義語として情趣,情調などがある。ヤスパースによれば〈長く続く感情状態のときの気持,内的状態で,それが長く続くとき精神生活全体に特別の色彩を添えるもの〉とされ,K.シュナイダーによれば〈経過の長い,必ずしも常に反応性ではない感情状態〉である。また個人に特有な恒常的感情は基本気分といわれる。

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大辞林 第三版の解説

きぶん【気分】

その時々の漠然とした心・気持ちの状態。 「 -をこわされる」 「遊びに行く-になれない」
からだの生理的な状態に応じて起こる、快・不快などの心の状態。気持ち。 「乗り物酔いで-が悪くなる」
その物事に対してだれもがもつ、特有の心の状態。 「お祭り-」 「新婚-」
〔孔子家語 執轡〕 気質。気性。 「 -のよい男」
〘心〙 からだの生理的な状態と密接な関係をもつ、比較的弱く長時間持続する感情の状態。 → 情動

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世界大百科事典内の気分の言及

【感情】より

…〈気持〉〈心持〉のような,人間の心理状態の受動的で主観的な側面をいう。感情には,〈明るい気分〉〈けだるい気分〉〈気分が良い・悪い〉と言われる場合の気分のように,身体の生理的状態の意識への反映と思われる微弱だが持続的なものから,漠然とした快・不快感,激しい欲情や嫌悪感,〈躍り上がって喜ぶ〉とか〈涙を流して悲しむ〉といった身体的表出をともなう激しい情動,ある種の欲望に似た強く持続的な情熱,さらに宗教的感情のようなある種の価値への畏敬の感情にいたるまで実に多様な心的状態が含まれる。いずれもわれわれにとってきわめて身近なものでありながら,この感情の学問的解明は遅れており,相互に対立し合うさまざまな説明が与えられている。…

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