霜の鐘(読み)しものかね

精選版 日本国語大辞典 「霜の鐘」の意味・読み・例文・類語

しも【霜】 の 鐘(かね)

  1. 霜の降る夜、寒々とさえて聞える鐘の声。
    1. [初出の実例]「霜の鐘夜興の犬の叫(さけび)かな〈コ斎〉」(出典俳諧・続の原(1688)冬)
  2. ( 「山海経‐中山経」に「又東南三百里曰豊山〈略〉有九鐘焉、是知霜鳴」とあるのによる ) 昔、中国の豊山の鐘が、霜が降ると自然に鳴ったという故事。〔李白‐聴蜀僧濬弾琴詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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