豊山(読み)とよやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「豊山」の意味・わかりやすい解説

豊山(町)
とよやま

愛知県北西部、西春日井郡(にしかすがいぐん)にある町。1972年(昭和47)町制施行。南は名古屋市に接し、国道41号が南北に通じる。国道の東側は洪積層の固い地盤、西側は軟弱な沖積地である。第二次世界大戦後急速に都市化した。三菱(みつびし)重工業の名古屋航空宇宙システム製作所があり、名古屋市中央卸売市場北部市場が1983年に開設された。東部県営名古屋空港がある。面積6.18平方キロメートル、人口1万5613(2020)。

[伊藤郷平]

『『豊山町史』(1973・豊山町)』


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改訂新版 世界大百科事典 「豊山」の意味・わかりやすい解説

豊山[町] (とよやま)

愛知県西部,西春日井郡の町。1972年町制。人口1万4405(2010)。濃尾平野のほぼ中央部に位置し,南は名古屋市に接する。第2次世界大戦中,東部に陸軍小牧飛行場が建設され,戦後名古屋空港へと発展するが,1960年ころまでは米作中心の農業地域であった。その後名古屋市のベッドタウンとして都市化が急速に進み,人口も倍増した。空港近くに航空機工場があるほか,西部を通る国道41号線の周辺に多くの工場が進出し,南西部には名古屋中央卸売市場北部市場が設置されている。
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百科事典マイペディア 「豊山」の意味・わかりやすい解説

豊山[町]【とよやま】

愛知県西部,西春日井(にしかすがい)郡の町。名古屋市の北に接し,宅地化が著しく,人口が急増。町の東部に名古屋空港(現・県営名古屋空港)があり,航空機の工場,運輸業などの関連企業が進出している。6.18km2。1万4405人(2010)。

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