露玉(読み)つゆたま

精選版 日本国語大辞典 「露玉」の意味・読み・例文・類語

つゆ‐たま【露玉】

  1. 〘 名詞 〙 葉の上などで水滴が丸く玉のようになっているもの。形や光沢が玉に似た露。露の玉。
    1. [初出の実例]「花散りて其の名ばかりに秋無草かたみにおける今の露玉」(出典:蔵玉集(室町))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の露玉の言及

【甘露】より

…アリはこれを利用するためにアブラムシを守る(共生)ことがある。よく似た現象に露玉(つゆだま)(草の露のこと)がある。これは植物体から蒸散などで排出された水分が液状の粒となって草や木の葉につくもので,空気中の水蒸気が凝結してできるとは異なる現象である。…

【玉】より

…これは数珠(じゆず)などの,緒の交点に用いる玉である。また孔が貫通せずに終わっているものに,緒の先端をさしこんで用いる場合,これを露玉(つゆだま)ということもある。玉を装身具として用いるにあたって,管玉や丸玉のような同種の玉を数多く緒につなぐ場合と,それに勾玉などの異種の玉をまじえる場合とがある。…

※「露玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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