青年会(読み)せいねんかい

精選版 日本国語大辞典 「青年会」の意味・読み・例文・類語

せいねん‐かい‥クヮイ【青年会】

  1. 〘 名詞 〙 青年たちによって組織・構成された集会。また、その団体青年団。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の青年会の言及

【青年運動】より

…したがって,青年に加えられる抑圧の何を重視し,どう対処しようとするかによって運動の性格は異なってくる。宗教的・道徳的観点を重視した,YMCA(キリスト教青年会,1844)やボーイ・スカウト(1908)の運動,成人社会の知識主義,功利主義,便宜主義に批判的態度をとって起こった,ワンダーフォーゲル(1896)や自由ドイツ青年運動Freideutsche Jugendbewegung(1913),政治的運動としては,G.マッツィーニによって創設された政治結社青年イタリア(1831)やチェコスロバキアの民族的体育運動ソコールSokol(1862)などがある。しかし,第1次大戦後になると青年運動には,青年の行動力・影響力を利用して,国家が運動を組織し,青年を動員させるという傾向が強くなってきた。…

【青年団】より

…社会教育関係団体でもある。青年会ともいう。 前身は,日本の村落に近世以来存在していた若者組娘組である。…

【地方改良運動】より

…このほか地方財政補強のために地方産業の振興が提唱され,農会産業組合,蚕糸会などの設立が奨励されたが,こういった町村諸団体の設置促進とそれらへの国家統制が強化されたところに改良運動の特徴があった。それら勧業団体のほかにも,青年会,在郷軍人会,婦人会,処女会などが続々と生み出されていったのである。なかでも日清・日露戦争時の後援奉仕活動によりすでに官僚・軍部の注目するところとなっていた青年会は,この運動の過程で内務省の指導が本格化し,初期の自主的活動からしだいに国家目的に沿った修養と奉仕の活動中心へと変質していった。…

【若者組】より

…なお,若者組が文献史料に登場するのは江戸時代の初期以降のことであり,これは郷村制の成立との関連を思わせるが,さらに古くから存在していた可能性も否定できない。明治時代になると,若者組とその諸慣習は陋習(ろうしゆう)として識者からの指弾を受けるところとなり,中期ごろからしだいに青年会や青年団へと改組・改称されていった。年齢集団【平山 和彦】。…

※「青年会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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