青松葉(読み)あおまつば

精選版 日本国語大辞典 「青松葉」の意味・読み・例文・類語

あお‐まつばあを‥【青松葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 青々とした、松の葉。
    1. [初出の実例]「二でう半、青松葉にてかべをしとみ、上とまふき也」(出典:宗湛日記‐天正一五年(1587)六月一四日)
  3. ( 青い松葉をいぶすと、不快な煙が立ちのぼるところから ) 特に、狐つきや、悪い病気などをいぶし立てて追い払うまじないに用いる青い松葉。また、そのまじない。
    1. [初出の実例]「狸の穴も無常のあらし〈西里〉 青松葉終に薪になる筈じゃ〈西波〉」(出典:俳諧・飛梅千句(1679)賦鬼何誹諧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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