青駒新田(読み)あおこましんでん

日本歴史地名大系 「青駒新田」の解説

青駒新田
あおこましんでん

[現在地名]流山市東初石ひがしはついし一―四丁目

駒木こまぎ新田の西方上野かみの牧・高田台たかだだい牧境に青田あおた新田・駒木新田十太夫じゆうだゆう新田が共同で開いた新田。成立以後幕府領として幕末に至る(旧高旧領取調帳など)。上野牧開発をめぐって大畔おおぐろ村・きり七ヵ村と対立関係にあった前記三ヵ村が、享保期(一七一六―三六)の新田開発に際して、鍬下年季三年で四年目から年貢諸役を果すこと、三年のうちは冥加金として一一両を上納することなどを条件として高田台牧内の字西沢にしざわの谷地二二町の開発、御林の開発などを願出て許され、初石新田と高田台牧の間に当新田が開かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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