駒木新田(読み)こまぎしんでん

日本歴史地名大系 「駒木新田」の解説

駒木新田
こまぎしんでん

[現在地名]流山市東初石ひがしはついし五丁目・青田あおた駒木台こまぎだい美田みた十太夫じゆうだゆう

近世前期に高田台たかだだい上野かみの両牧内に開発された新田村で、駒木村の北に位置する。成立以後幕府領として幕末に至る(旧高旧領取調帳など)。当新田の西側には十太夫新田の飛地が、同新田の北部や西側には当新田の飛地がある。このため十太夫新田とは入会地所が多く、たびたび争論が生じている。年欠の上野牧一件(須賀家文書)では寛永六年(一六二九)に高入れされたとあるが、開発事情を記した書上(岡田家文書)によると差出によって下畑一一町を書上げ年貢を上納していたところ、百姓退転に及び、検地が行われたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む