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非常事態宣言の発動(パキスタン) ひじょうじたいせんげんのはつどう/ぱきすたんひじょうじたいせんげんのはつどう

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知恵蔵の解説

非常事態宣言の発動(パキスタン)

パキスタンのムシャラフ大統領は2007年11月3日、非常事態を宣言し、憲法を停止した。これにより、同国は事実上の戒厳令が敷かれたかたちになった。背景には同年10月に実施された大統領選挙がある。11月15日に迫った任期切れを前に行われた大統領選で、ムシャラフ氏が圧勝し、再選されたが、陸軍参謀長を兼務したままの立候補資格をめぐり、最高裁がムシャラフ氏に不利な判決を出す可能性が出ていた。パキスタン国内では自爆テロが相次ぎ、治安面の不安が高まっていた事情もあるが、非常事態宣言は最高裁の判決を封じ込む狙いがあったとみられる。ムシャラフ政権はチョードリ最高裁長官を解任したほか、民主化を求める法律家らを逮捕。さらに10月に帰国したばかりのベナジル・ブット元首相も自宅軟禁下に置いた。こうした強権政治に対し、米国などから強い非難が発せられ、ムシャラフ氏は大統領再選が確定すれば、兼務する陸軍参謀長を辞任することを表明し、総選挙を08年初めに実施する考えも明らかにした。

(竹内幸史 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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