面を起こす(読み)オモテヲオコス

デジタル大辞泉 「面を起こす」の意味・読み・例文・類語

おもてこ・す

面目をほどこす。名誉をあげる。
「よき女子むすめごは、親の面をも起こすものにはあらずや」〈宇津保・国譲中〉

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精選版 日本国語大辞典 「面を起こす」の意味・読み・例文・類語

おもて【面】 を 起(お)こす

  1. 顔をあげる。
    1. [初出の実例]「有明の面おこすやほととぎす〈其角〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)二)
  2. 面目をほどこす。名誉となる。
    1. [初出の実例]「よき女子は、親のおもておもおこす物にはあらずや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)

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