靫負の尉(読み)ゆきえのじょう

精選版 日本国語大辞典 「靫負の尉」の意味・読み・例文・類語

ゆきえ【靫負】 の 尉(じょう)

  1. えもん(衛門)の尉」の別称
    1. [初出の実例]「師光は左衛門尉、成景は右門尉とて、二人一度に靱負尉(ユキヱノゼウ)になりぬ」(出典:高野本平家(13C前)一)

ゆげい【靫負】 の 尉(じょう)

  1. えもん(衛門)の尉」の別称。
    1. [初出の実例]「ゆけひのせうにて、今年、かうぶり得てけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)松風)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android