音のみ(読み)おとにのみ

精選版 日本国語大辞典 「音のみ」の意味・読み・例文・類語

おと‐に‐のみ【音のみ】

(「うわさにだけ」の意) うわさにだけ聞くというところから、「聞く」と同音の「菊」、地名「企救(きく)」にかかる。
古今(905‐914)恋一・四七〇「をとにのみ菊の白露よるはおきて昼は思ひにあへずけぬべし〈素性〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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