頒暦(読み)ハンレキ

デジタル大辞泉 「頒暦」の意味・読み・例文・類語

はん‐れき【頒暦】

を広く配ること。また、その暦。

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精選版 日本国語大辞典 「頒暦」の意味・読み・例文・類語

はん‐れき【頒暦】

  1. 〘 名詞 〙 暦を無償または有償でくばること。また、その暦。
    1. [初出の実例]「頒暦六月廿一日」(出典:延喜式(927)一六)

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世界大百科事典(旧版)内の頒暦の言及

【暦】より

…暦にはその内容によって具注暦と仮名暦があり,ごく特殊なものとして七曜暦がある。暦を一般に頒(わか)ち配ることを頒暦(はんれき)というが,ふつうは頒暦といえば仮名暦のことである。 日本に律令制度がしかれた8世紀の初めころ,暦道のことも決められた。…

【御暦の奏】より

…南殿庭上において行ったため,庭立(にわたち)の儀ともいうが,降雨や天皇が出席しないときは,内侍に付して奏進した。《延喜式》等によると,天皇に具注暦(ぐちゆうれき)2巻(6月以前を上巻,7月以降を下巻)を,中宮・東宮にも各2巻を進めるほか,内外諸司に166巻(83部)をわかつ頒暦も行われた。頒暦を受けた内外諸司はさらにその写しを作り,所属の寮司や郡司に分け,年内にそれの配布を終了させる。…

※「頒暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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