ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頭蓋底陥入症」の意味・わかりやすい解説 頭蓋底陥入症とうがいていかんにゅうしょうbasilar impression 大後頭孔から上部頸椎にかけての奇形。第2頸椎の歯状突起が大後頭孔内に突出してその後縁が頭蓋内に入り込んでいる病的状態で,扁平頭蓋底,頸椎の骨性癒合,クリッペル=ファイル症候群などを合併しやすい。短頸で,四肢の錐体路症候,協調運動障害などがあり,頭蓋内圧亢進を伴うこともある。発病は 10歳代以降のことが多い。治療には後頭下減圧術,上部頸椎椎弓切除術,頸椎牽引などを行う。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by