頸椎(読み)ケイツイ

精選版 日本国語大辞典 「頸椎」の意味・読み・例文・類語

けい‐つい【頸椎】

  1. 〘 名詞 〙 脊椎動物の頸部にある脊椎。哺乳類では脊椎の最上部の七個をさす。肋骨がないため頭の胴に対する可動性を大きくしている。
    1. [初出の実例]「小倉日記」(出典:<出典>或る)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の頸椎の言及

【脊柱】より

…鳥類では尾の退化によって脊椎の数はいちじるしく減じているが,それでもなお頸部に8(スズメ類)~23(ハクチョウ),腰部に23個を数える。哺乳類では二,三の例外を除いて頸椎(頸部の脊椎)はつねに7で,人間の脊椎の数は頸椎7,胸椎12,腰椎5,仙椎5,尾椎は3~5,計32~34個であるが,センザンコウの1種(Manis tetradactylus)では46個もある。要するに脊椎の数の変異はおもに尾の発達いかんにかかっている。…

【脊椎】より

…椎骨の形態は脊柱上の部位によって多少とも異なる。最もよく分化した哺乳類では,前方から頸椎,肋骨のついた胸椎,腰椎,骨盤の要素になる仙椎,および尾椎の五つに分かれる。しかし魚類,初期の両生類,および多くの爬虫類では,頸部から尾の根もとに至るすべての椎骨に肋骨が付着している。…

※「頸椎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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