しき‐しの・ぶ【頻偲】
- 〘 自動詞 バ四段活用 〙 しきりにしのぶ。かさねがさね慕う。
- [初出の実例]「あまてほすあづまをとめのかやむしろしき忍びてもすぐすころ哉」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋上)
頻き偲ぶの補助注記
「万葉‐五二一」の「庭に立つ麻手刈り干し布曝(さら)す東女(あづまをみな)を忘れたまふな」における「布曝す」の原文「布暴」を「布慕」とする本文によって「しきしのぶ」と訓んだことによる語か。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 