頻て(読み)しきって

精選版 日本国語大辞典 「頻て」の意味・読み・例文・類語

しきっ‐て【頻て】

〘副〙 (動詞「しきる(頻)」の連用形助詞「て」の付いた「しきりて」の変化した語) 繰り返して。しきりに。せつに。
浄瑠璃十二段(1698頃)五「天性名馬の相(さう)有と伯楽しきって申につき」
人情本・恋の若竹(1833‐39)中「只是非に頻(シキ)って願ふ筋は、何卒是れまでの様に精出して、座敷を勤めて」

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