額田部庄(読み)ぬかたべのしよう

日本歴史地名大系 「額田部庄」の解説

額田部庄
ぬかたべのしよう

三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「額田部庄同(平群郡)寺門反銭十一丁七反六十歩」とみえる。これによると、額田部庄は興福寺大乗院領荘園と考えられる。面積は寺門(寺務)からの段銭賦課面積であるが、同庄の一応の規模がうかがえよう。

文永九年(一二七二)の法橋寛継証状(大和水木氏所蔵文書)に「額田部庄九条四里七坪壱段、同八坪小者、令沽却菩提出聖人之由風聞云々、一向無実也(下略)」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 平群郡 寺務 坪付

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android