日本歴史地名大系 「願村」の解説 願村ねがいむら 新潟県:両津市願村[現在地名]両津市願大佐渡北端に位置し、東は沖合姉打(あねうち)島から扇(おうぎ)岩を結ぶ線で鷲崎(わしざき)村、南は北鵜島(きたうしま)村と接する。北は対馬海流が流れる海に面する。北西端には標高一六六・八メートルの粗粒玄武岩からなる大野亀(おおのかめ)島が海に突出している。後方の段丘上に二重平(にじゆうだいら)の台地を背負い、後背地は見立(みたて)村と入会をなす。集落は東の下衆(しもじよう)、西の上衆(かみじよう)に二分される。「佐渡古来記」に天正一五年(一五八七)頃まで羽黒(はぐろ)地頭渋谷三郎左衛門の領分村として「根貝」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by