顰銀(読み)しかみぎん

精選版 日本国語大辞典 「顰銀」の意味・読み・例文・類語

しかみ‐ぎん【顰銀】

  1. 〘 名詞 〙 中世末期から近世初頭にかけて、各地の銀の産地で流通財として鋳造した銀貨幣の一種。秤量(しょうりょう)したうえ、切り遣いされた。表面しわの目が著しいので「しかみ」と呼ばれたもので、越後または出雲産のものが知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android