顰銀(読み)しかみぎん

精選版 日本国語大辞典 「顰銀」の意味・読み・例文・類語

しかみ‐ぎん【顰銀】

  1. 〘 名詞 〙 中世末期から近世初頭にかけて、各地の銀の産地で流通財として鋳造した銀貨幣の一種。秤量(しょうりょう)したうえ、切り遣いされた。表面しわの目が著しいので「しかみ」と呼ばれたもので、越後または出雲産のものが知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む