風交(読み)かぜまじり

精選版 日本国語大辞典 「風交」の意味・読み・例文・類語

かぜ‐まじり【風交】

  1. 〘 名詞 〙 雨や雪などに風がまじって吹くこと。かぜまぜ。かざまじり。
    1. [初出の実例]「風雑(かぜまじり) 雨ふる夜の 雨雑(あめまじり) 雪ふる夜は すべもなく」(出典万葉集(8C後)五・八九二)

かぜ‐まぜ【風交】

  1. 〘 名詞 〙かぜまじり(風交)
    1. [初出の実例]「風まぜに雪はふりつつしかすがに霞たなびき春はきにけり〈よみ人しらず〉」(出典:新古今和歌集(1205)春上・八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android