風化殻(読み)ふうかかく

百科事典マイペディアの解説

風化殻【ふうかかく】

風化帯とも。地殻表層の岩石が風化を受けた部分をさし,土壌はその表層に発達する。岩石がその場で風化してできるものを残積成風化殻といい,湿潤熱帯では数十mに達する鉄・アルミナ質の厚い層となる。湿潤温帯にいくと厚さが減りケイ酸・アルミナ質,乾燥地帯ではさらに薄い塩類ないし石灰質となる。風化殻の生成には地質学的時間を要するので,大陸の安定地帯のほうが造山帯より発達がよい。日本では高位段丘,丘陵性低山に古赤色風化殻が分布。残積成風化殻から溶脱した物質は低所で集積成風化殻をつくる。

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世界大百科事典内の風化殻の言及

【風化作用】より

…火山ガラス→アロフェン→ハロサイト→メタハロサイト,雲母→イライト→バーミキュライトの系列が日本では知られている。礫の表面が酸化されて赤色を呈しているような場合は風化皮膜(酸化皮膜),赤色風化殻と呼ばれたりするが,一方,土壌の表層から基盤の風化部分までを含めて風化殻または風化層と呼ぶ。砂礫層の風化層の中には〈くさり礫〉と呼ばれるほど,化学的風化の結果変色して弛緩し,力学的強度を失っているものがある。…

※「風化殻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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