風吹烏(読み)かざふきがらす

精選版 日本国語大辞典 「風吹烏」の意味・読み・例文・類語

かざふき‐がらす【風吹烏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 風に吹き流されてあちこち飛ぶ烏の意 ) どこというあてもなくうろつき歩く者。ひやかし客や浮浪人、あてにならない人などをののしっていう語。かぜふきがらす。
    1. [初出の実例]「かざ吹きがらすの客めらが」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))

かぜふき‐がらす【風吹烏】

  1. 〘 名詞 〙かざふきがらす(風吹烏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android