風越(読み)かざこし

精選版 日本国語大辞典 「風越」の意味・読み・例文・類語

かざ‐こし【風越】

(「かざごし」とも)
[1] 風の吹き越すところ。
※新撰六帖(1244頃)六「かざこしにたてる山木の上枝は花も紅葉もある時ぞなき〈藤原光俊〉」
[2] 歌枕。「かざこしのみね(風越峰)」の略。
※清輔集(1177頃)「かざこしを夕こえくれば時鳥ふもとの雲の底になく也」

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