飛騨守え被進御地方之帳(読み)ひだのかみへすすめらるるおんじかたのちよう

日本歴史地名大系 「飛騨守え被進御地方之帳」の解説

飛騨守え被進御地方之帳(富田藩領地方帳)
ひだのかみへすすめらるるおんじかたのちよう

一冊

成立 天和二年

原本 国立国文学研究資料館史料館所蔵蜂須賀家文書

解説 徳島藩の支藩富田藩主蜂須賀隆重の所領書上。延宝六年、徳島藩五代藩主綱矩の襲封にあたって功績のあった叔父隆重は、幕府から新田五万石の分知を許され富田藩を興した。しかし所領はすぐには分与されず、天和二年になり徳島藩蔵入地を確認のうえようやく分け与えられることとなった。当帳によれば、阿波・淡路両国内で隆重所領分として計上されているのは一万二千一五九石余で、隆重に渡す五万石のうちこの高は地方渡しであったが、残り三万八千石弱は本藩蔵入地から支給している。なお天和二年の阿波淡路御両国御蔵入高村付御帳は、当帳より二ヵ月遅れて作成されたが、これは隆重分知のために作成されたと考えられよう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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