食汚(読み)たべよごし

精選版 日本国語大辞典 「食汚」の意味・読み・例文・類語

たべ‐よごし【食汚】

〘名〙 食べちらして、あとをきたなくすること。転じて、ある物事に関係して、それに損や害を与えること。異性に手をつけること。また、そのもの。
評判記色道大鏡(1678)五「其ととのはざるにまかせてすこしのたべよごしとなりたるは、当分ゆかでやみぬるといふもの也」

たべ‐よご・す【食汚】

〘他サ五(四)〙 食物を食べちらして、あとをきたなくする。転じて、ある物事に関係して、それに損や害を与える。異性に手をつける。
浄瑠璃淀鯉出世滝徳(1709頃)上「けれども今、新七めがたべよごして、裏までかやして喰ひ探いた物を、此の方所望に御座らぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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