飯士火山(読み)いいじかざん

最新 地学事典 「飯士火山」の解説

いいじかざん
飯士火山

Iiji volcano

新潟県南部,魚野川沿いに位置する更新世の小型の成層火山。約23〜22万年前に北関東に広く分布する飯士真岡テフラを噴出した。基底直径約6km,標高1,112m,比高約800m。山体中央部・南西部は溶岩ドームと厚い溶岩流のため急峻であるが,北西および南東麓は火砕流原面がよく保存され,なだらかである。基盤は白亜紀花崗岩・蛇紋岩および中部中新統城内層からなる。山体西部直下には湖成堆積物が分布する。おもに厚い溶岩流と火砕流を流出し,末期には山頂部に直径約1,000m,比高約400mの飯士山溶岩ドーム,南西麓に直径約800m,比高約350mの立柄山溶岩ドームを形成した。カルクアルカリ岩系のデイサイト~珪長質安山岩(SiO260~65%)と少量の苦鉄質安山岩(SiO255%)からなり,斑晶として斜長石・ホルンブレンド・石英・ハイパーシン・オージャイト,ときにかんらん石・カミントン閃石・黒雲母を含む。参考文献山元孝広(2007)地調研報,Vol. 58:117

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