飯島喜美(読み)イイジマ キミ

20世紀日本人名事典 「飯島喜美」の解説

飯島 喜美
イイジマ キミ

昭和期の労働運動家



生年
明治44(1911)年12月17日

没年
昭和10(1935)年12月18日

出生地
千葉県匝瑳郡太田村(現・旭市)

別名
筆名=殿田 みさお,玉子

学歴〔年〕
尋常小卒

経歴
小学校卒業後の2年間女中奉公をしたが、昭和2年東京モスリン紡織亀戸工場に入り、3年に同工場のストライキ指導。4年日本共産党に入党、5年モスクワのプロフィンルテン第5回大会に参加し演説、日本初の女性参加者となる。大会後、クートベに入学する。6年10月帰国後、党中央婦人部員として地下活動献身8年5月に検挙され、10年12月獄死した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飯島喜美」の解説

飯島喜美 いいじま-きみ

1911-1935 昭和時代前期の労働運動家。
明治44年12月17日生まれ。昭和2年東京モスリン亀戸工場にはいり,3年の賃上げ争議を指導。4年共産党に入党,5年モスクワでのプロフィンテルン第5回大会に日本初の女性代表として出席。8年検挙され,10年12月18日獄死した。25歳。千葉県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「飯島喜美」の解説

飯島 喜美 (いいじま きみ)

生年月日:1911年12月17日
昭和時代の社会運動家
1935年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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