飯綱の法(読み)いずなのほう

精選版 日本国語大辞典 「飯綱の法」の意味・読み・例文・類語

いずな【飯綱】 の=法(ほう)[=術(じゅつ)

  1. 飯綱使い妖術。〔本朝食鑑(1697)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の飯綱の法の言及

【飯縄山】より

…飯綱山とも書く。長野県北部,長野市,上水内(かみみのち)郡戸隠村,牟礼村の境界に位置する火山。標高1917m。第三紀凝灰岩層上に噴出したほぼ円錐形の二重式成層火山。有史以来火山活動は静止している。外輪山の東半部は飯縄山頂から霊仙寺山まで半月形の尾根をなすが,西半部は新しい爆発やそれに伴ってできた瑪瑙(めのう)山,怪無(けなし)山,天狗山などの火口丘群のため原形を残していない。南部の笠山など数個の寄生火山もみられる。…

【飯綱使い】より

…イヅナ(エヅナ)と呼ばれる霊的な小動物を駆使して託宣や占いなどさまざまな法術を行う東日本で活動した民間の宗教者。飯綱使いの法術を〈飯綱の法〉といい,近世では邪術の類とみなされていた。飯綱使いの多くは,修験系の男の宗教者であったが,いたこなどの巫女もこれを用いることがあったらしい。…

※「飯綱の法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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