飾串(読み)かざりぐし

精選版 日本国語大辞典 「飾串」の意味・読み・例文・類語

かざり‐ぐし【飾串】

〘名〙 上代の冠につける飾り物セミの羽のように漆塗りの薄物で作って冠の背に付ける。
書紀(720)大化三年一二月(北野本訓)「其の冠の背(せ)には、漆(うるしぬり)の羅(うすはた)を張りて、縁と鈿(うす)とを以て其の高さ下(みしか)さを異り。形蝉(カサリクシ)に似たり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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