飾串(読み)かざりぐし

精選版 日本国語大辞典 「飾串」の意味・読み・例文・類語

かざり‐ぐし【飾串】

  1. 〘 名詞 〙 上代の冠につける飾り物セミの羽のように漆塗りの薄物で作って冠の背に付ける。
    1. [初出の実例]「其の冠の背(せ)には、漆(うるしぬり)の羅(うすはた)を張りて、縁と鈿(うす)とを以て其の高さ下(みしか)さを異り。形蝉(カサリクシ)に似たり」(出典日本書紀(720)大化三年一二月(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android