餅屋(読み)モチヤ

デジタル大辞泉 「餅屋」の意味・読み・例文・類語

もち‐や【餅屋】

餅をついて売る店、または人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「餅屋」の意味・わかりやすい解説

餅屋
もちや

餅を搗(つ)き、それを売る店。16世紀に餅売りという女性の振売りがあった。餅は自家で搗いた。17世紀には餡(あん)餅屋や餅菓子屋が大都市に現れた。多く餅搗きをする餅師の営む店であった。のちには餅搗きを抱えたり雇ったりする店もできた。そこでは一般の需要に応じて賃餅もした。20世紀、明治時代後期になるとおもに餅菓子屋といい、自家製造のほか、菓子問屋から仕入れる純然たる商人もできた。

遠藤元男


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android