餉笥(読み)かれいけ

精選版 日本国語大辞典 「餉笥」の意味・読み・例文・類語

かれい‐けかれひ‥【餉笥】

  1. 〘 名詞 〙 餉を入れる食器破子(わりご)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「かれゐけひらいて、うちやすらひて」(出典:菅江真澄遊覧記(1784‐1809)来目路乃橋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の餉笥の言及

【破子(破籠)】より

…食物を入れて持ち運ぶ容器。《和名抄》によると餉笥(かれいけ),つまり食物を入れる曲物(まげもの)の器で,内部に仕切りのあるものとされている。おおむねヒノキの薄板で造り,ふたつきのものだったようである。…

※「餉笥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android